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FILE / 2026092912

多言語サイトの
LLMO。
URL・hreflang・
canonicalを揃える
5つの確認

言語別のウェブページを相互につなぐ地球儀を確認する角のないドット絵エイリアン

日本語ページを英語や中国語へ翻訳しても、言語ごとのURL、ページ同士の対応、canonical、サイトマップ、更新日がばらばらでは、利用者も検索サービスも正しい版を選びにくくなります。特に診療時間、所在地、予約方法、費用など更新頻度の高い情報は、翻訳ページだけ古い状態にしない運用が必要です。

Google Search Centralは、言語ごとに別URLを用意し、必要に応じてhreflangで対応関係を示す方法を案内しています。一方、OpenAIの公開情報は、ChatGPT検索で内容を要約・表示できる状態にするにはOAI-SearchBotをブロックしないことを案内しています。どちらも表示、引用、順位、流入を保証するものではなく、まず公開ページが安定したURLで取得でき、内容と技術信号が矛盾しないことが前提です。

この記事では、2026年9月29日時点のGoogle、OpenAI、W3Cの一次情報をもとに、多言語サイトを公開・更新するときの確認を5つに整理します。LLMOの基本は医療サイトのLLMO、クロール許可の考え方はAI検索のrobots.txtもあわせてご覧ください。

結論:言語別ページを「URL対応表」で管理する

ページ単位のURL対応表を作り、日本語、英語、中国語など各版の公開URL、対象言語・地域、翻訳元、公開状態、canonical、hreflang、サイトマップ掲載、最終確認日、更新担当を同じ行に記録します。翻訳ファイルの一覧ではなく、実際に利用者とクローラーが開くURLを原本にすることが重要です。

すべての日本語ページを一度に翻訳する必要はありません。対象者の疑問と運用体制から優先ページを決め、公開できない言語版は対応表に未公開と記録します。存在しないページをhreflangへ載せたり、内容の薄い機械翻訳ページを大量に公開したりしない設計が出発点です。

多言語サイトのLLMOを確認する5つの手順

1.言語ごとに固定URLと対象範囲を決める

Googleは、Cookieやブラウザ設定で同じURLの表示言語を切り替える方式より、言語ごとに異なるURLを使うことを推奨しています。自動判定だけで別言語へ転送すると、利用者やクローラーがほかの版へ到達できない場合があるため、各ページに利用者が選べる言語切替リンクも用意します。

URL対応表には、ページの役割と翻訳範囲も記録します。トップページだけ、診療案内まで、予約手順までなど、どこまで同じ情報を提供するかを明示し、言語切替先が常にトップページへ戻る設計は避けます。対応する翻訳版がない場合は、無理に別ページを対応先にせず、利用者へ利用可能な言語を示します。

2.ページ本文とナビゲーションを同じ言語で完成させる

Googleはページの表示内容から言語を判断し、本文は一つの言語で構成し、横並び翻訳を避けるよう案内しています。ナビゲーションとフッターだけを翻訳し、主要本文を日本語のまま残すと、利用者にもページの対象言語が伝わりにくくなります。

HTMLでは、W3Cの案内に沿ってhtml要素のlang属性でページ全体の言語を示し、文中で一部だけ別言語を使う場合は該当要素にもlang属性を付けます。これは文字処理、読み上げ、フォント選択などにも役立ちます。ただし、lang属性だけでGoogleの検索上の言語判定やAIサービスでの採用が決まるわけではありません。

3.hreflangを相互・自己参照でそろえる

hreflangは、同じ内容の言語・地域違いを対応付けるための注記です。Googleの仕様では、各言語版が自分自身とすべての代替版を列挙し、URLはhttpsを含む完全な形式にします。二つのページが互いを指していない対応は無視されるため、一方向だけ追加して終わらせません。

HTML、HTTPヘッダー、XMLサイトマップの3方式はGoogle上では同等とされ、複数方式を重ねても検索上の利点はないと案内されています。CMSと保守体制に合う一つの方式を選び、出力結果をURL対応表から機械的に検証できる状態にします。言語選択ページなど、どの言語にも一致しない利用者向けの入口にはx-defaultを検討します。

4.canonicalを同じ言語の正式URLへ向ける

翻訳済みの英語ページから日本語ページへcanonicalを向けると、英語版を独立した言語ページとして扱いたい意図と矛盾します。Googleはhreflangを使う場合、同じ言語のページをcanonicalに指定し、同じ言語版がない場合は最も近い代替言語を選ぶよう案内しています。通常は各言語版に自己参照canonicalを置きます。

canonical、内部リンク、サイトマップで異なるURLを正式版として示さないよう確認します。末尾スラッシュ、www、HTTP/HTTPS、クエリ付きURLも含め、同じページを指す信号を統一します。JavaScriptでhead要素を書き換えるサイトは、JavaScriptサイトのLLMOで初期HTMLと描画後の差も確認してください。

5.公開・更新・終了を言語別に検証する

公開前には、各URLが200で応答するか、本文の言語、title、description、canonical、hreflang、内部リンク、言語切替、サイトマップ、robots.txtをPCとスマートフォンで確認します。OAI-SearchBotなど対象とするクローラーをrobots.txtやCDNで意図せず拒否していないかも確認します。ただし、クロールを許可してもChatGPT検索への掲載や引用は保証されません。

原文を更新したら、翻訳待ち、確認中、公開済みを言語ごとに記録します。重要情報が古いままになる場合は、更新日と対応方針を明示し、必要なら一時的に導線から外します。URLを変更・終了する場合は、対応表を基にリダイレクト、canonical、hreflang、サイトマップを同時に直します。移転時の確認はサイト移転のLLMOをご覧ください。

URL対応表に残す項目

  • ページID、役割、翻訳元URL、各言語・地域の公開URL
  • 対象言語・地域、翻訳方法、監修者、最終確認日、次回更新日
  • HTTP応答、title、description、htmlのlang属性、本文言語
  • 自己参照canonical、hreflangの全対応先、x-defaultの有無
  • 言語切替リンク、内部リンク、サイトマップ掲載、robots.txtとCDNの許可
  • 原文更新、翻訳待ち、公開、終了、リダイレクトの状態

よくある質問

自動翻訳だけで多言語ページを公開してよいですか?

自動翻訳の使用だけで一律に判断せず、固有名詞、所在地、日時、費用、予約条件、対象者、注意事項、リンク先を人が確認できる範囲に限定します。医療情報を含む場合は、翻訳によって意味が変わっていないかを適切な担当者が確認し、相談や受診の判断を自動翻訳だけに委ねない案内を検討してください。

hreflangを入れればAI検索に引用されますか?

保証されません。hreflangはGoogleが言語・地域違いの対応を理解するための仕組みで、OpenAIの公開情報はOAI-SearchBotのアクセス許可を掲載候補になるための条件として案内しています。サービスごとの仕組みを混同せず、公開URL、内容、クロール、内部リンク、更新管理を一貫させたうえで実際の表示と流入を観測します。

すべてのページに翻訳版が必要ですか?

必要とは限りません。利用者の目的、問い合わせ件数、更新頻度、翻訳と監修の体制から優先度を決めます。トップ、サービス・診療案内、所在地、予約、問い合わせなど重要な導線から整え、翻訳版がないページへの言語切替リンクを誤って作らないよう対応表で管理します。

日本語ページを更新した日に翻訳できない場合はどうしますか?

更新内容の重要度と期限を判断し、翻訳待ちの状態、担当者、期限を記録します。日時や費用など利用判断に影響する情報は、古い翻訳を放置せず、暫定案内や公開停止を含む手順を事前に決めます。翻訳版にも更新日を表示し、原文と同じ日付を自動で付けないようにします。

公開前チェックリスト

  • 各言語版に固有で安定したURLがある
  • 本文、ナビゲーション、title、descriptionが対象言語でそろっている
  • htmlのlang属性と文中の言語変更が適切に設定されている
  • hreflangが自己参照と相互参照を含み、完全URLで一致している
  • canonical、内部リンク、サイトマップが同じ正式URLを示している
  • 言語切替リンクで対応するページへ移動できる
  • 対象クローラーをrobots.txtやCDNで意図せず拒否していない
  • 翻訳元更新から各言語版公開までの担当と期限が決まっている

まとめ:翻訳ファイルではなく、公開URLの対応を保つ

多言語サイトのLLMOでは、翻訳文の作成だけでなく、言語別URL、ページ内容、相互リンク、hreflang、canonical、サイトマップ、更新日を一つのURL対応表で管理します。技術設定と運用記録を同じ対応関係から作ることで、利用者が目的の言語へ移動でき、検索やAIが取得する公開情報の矛盾も減らせます。

公開後は採用・引用の有無だけで評価せず、LLMOの効果測定で表示、引用、流入、問い合わせを分けて記録してください。

多言語ページのURL・翻訳・更新を一つの表にしたい方へ

株式会社メディカルアトラクトでは、企業・医療機関の多言語サイトについて、対象ページ、言語別URL、翻訳範囲、確認者、canonical、hreflang、サイトマップ、更新期限を一つの対応表へ整理します。お問い合わせページから、現在のサイトURL、対応言語、優先したいページ、更新で困っている点をお聞かせください。初回の相談では、優先ページと不足項目、翻訳・確認・公開の担当、公開前後の確認手順を具体化できます。

LLMO支援の考え方はLLMOページ、サイト制作・運用の支援範囲はサービスページをご覧ください。

本記事は株式会社メディカルアトラクト編集部(LLMO支援担当)が、Google Search Central、OpenAI、W3Cの公式資料を2026年9月29日に確認して作成しました。

参考にした一次情報

本記事は2026年9月29日時点の公式情報に基づく一般的なサイト運用上の整理であり、検索順位、AIサービスへの掲載・引用、流入、問い合わせ、翻訳の正確性を保証しません。サービス仕様やクローラー情報は変更される場合があります。実務では各サービスの最新資料、利用規約、組織の翻訳・監修ルールを確認してください。本記事はGoogle、OpenAI、W3Cの提携・監修を受けたものではありません。